今回、製作しました、回陽氏野シグネイチャーモデル Geki-NARI-TE
早速、コメントをいただきましたので、ご紹介させていただきます!
<コメント>
まずは製作。
出会いとも言うべきこの楓材トップ。
元々は大柄の栃材orキルテッドメイプルを依頼していましたが、木寺さんも「出会ってしまった」とおっしゃってくださったこの楓材を見たとき、僕はもう虜になっていました。
抜群の攻撃性と安定感、そして安心感を与えてくれるTSC製作というトップクオリティーでの製作に加え、このオリジナリティー溢れるトップ材でのご提案は、喜びを隠せませんでした。
そして完成。
感嘆の声と溜め息が交互に漏れるほどの美しさ。
隅々までキッチリと吸い付くように製作されているこの技術と正確さが、この二本目を依頼した最大の理由でした。
それを持ち帰り、まずはリハーサル。
音を出し、まず驚いたのがそのすべてのセッティングが以前製作していただいたGeki-NARI-STのまま使用できたこと。
レンジが広く、そして太く、TSCの楽器でしか味わえないこの音の存在感。
TSCの概念ではきっと至極当然のことと思います。
しかし、この20年の音楽人生の間に植え付けられてしまっていた「弾き込めば音が良くなる」といったような間違った概念がまだどこかしらに残っているのでしょう。
音を出した瞬間から100%の出音。
ストレスフリーで無心に弾きながら、心の中で何回もガッツポーズ。
そしてバンドに音を混ぜて再確認させられる、そのレンジの確保性と音圧。
この強靭な音はメンバーの音にどうしても勝ってしまうので少しばかり音量と音質を補正。
バンドのために、ボーカルのために、自分の満足な音質を確かに確保しながらも中音を下げることができてしまいます。
しばらくして「今日はベースの鳴りも良いな」と感じたのは大きな勘違いで、自身のアンプの鳴りが格段に上がり、ベースと混じることで部屋全体を揺らし、このリハーサルのライブ感が生まれていたことにも新たに気付かされました。
ヤバイです。
なんの不安も持つことなく、サポートしているアーティストのワンマンライブにこの一本のみで参加。
これまで使用していたGeki-NARI-STのリアはハムバッカーでした。
しかしながら、それでも音作りに迷わない・困らない。
シングルであってもハムバッカーと同等のノイズレス構造を持つこのピックアップ、歪ませる量に困ることもなくハムバッカーのような音色までもカバーできてしまいます。
ちなみこのノイズレス構造、世間のものと同じにとらえてはいけません。
音の曇りや減衰は一切ないのですから。
クリーン~クランチの指弾きの際には、通常のテレキャスターのミックストーンような音色に瞬時に切り替えることのできる「kaiyo SW」をオン。
太く繊細な音色をここでも確保できてしまいます。
ライブ終了後、どんな状況や環境であっても僕はPAさんにその日の音色の感想を聞きます。
その答えのほとんどが「ノーEQで全然いけました」との言葉。
また心の中でガッツポーズ。
たとえば、荒くれ者なサウンドを作ったっていいんです。
その暴れ方がどのポジションであっても同じ暴れ方をするのであれば、それは個性であり安定と僕は考えます。
しかし、それを実現してくれる相棒なんてなかなか見つかりません。
自己満足だけではなく、ちゃんと聞く側・オペレート側にも満足と安心感を与えてくれる楽器。
それこそがこのTSCの楽器です。
弾いていることが楽しくて仕方ありません。
製作、本当にありがとうございました!
TSC>
こちらこそありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
Musician’s Instruments
今回製御作したのはギターシステムに組み込むためのPreamp HRP-2G
アウトボード・プリアンプとしてだけでなく、パワーアンプを駆動するヘッドアンプとしての
使用が可能。
コンパクトなルックスからは想像できないポテンシャルを秘めています。
早速、コメントをいただきましたのでご紹介させていただきます。
<コメント>
このプリアンプが届いてから、一回のリハと一回のライブにて使用いたしました。
まずリハにおいて、出音の音量に関わらず充分なレンジが確保でき、刻むようなフレーズでも
軽くミュートしたフレーズでも、リハのあいだ背中に構えた自身のアンプからずっと背中を
ノックされるようなこの「スピーカーが鳴る」感覚を覚えました。
激鳴リストのみなさまならわかると思うのですが、あの、軽いタッチでもボディーが震える
あの感覚が、そのままスピーカーからも再現されていると言えば伝わるでしょうか。
その弾き心地の良さはヤミツキになります。
またライブにおいても、ギターとして必要な部分は抜け、そうでない部分は他の楽器との調和を
はかってくれるという、ボーカルを含め他の楽器を損ねない位置関係を築いてくれます。
(後に映像チェックをしましたが、ギタリストとして贔屓目に見ても、その存在はバカでかく
「そこ」に存在していましたが笑)
これはまた弾く楽しみを膨らましてくれました。
激鳴り=楽しい・気持ち良い=ずっと弾いていられる
この公式がさらに完成度を増して僕の手元に届きました。
この度も最高のアイテムをありがとうございます!
TSC>こちらこそありがとうございました。 今後ともよろしくお願いいたします。