清水 玲 氏の5弦JB 激鳴り完了!

GK内蔵から、ライトチューンと進んだ、清水 氏の5弦JB。 最終メニューの Custom PU も完成、搭載し、その存在感、まさに「激鳴り」の13ピン完全対応ベースに大変身しました。 CDで、ステージで、そのサウンドを体験してみてください。




  

コントロールも改造前と同じ、シリーズ/パラレル/シングル が自由に選べる。 以前はブーミーになりがちだった、シリーズサウンドも、大変身してからは、清水 氏 お気に入りのポジションに!

<<清水 玲 氏のコメントをいただきました>>

これは記念すべきTSCカスタマイズドの第一号のベースです。  僕は2002年の夏以降、V-Bassのデモンストレーションツアーを全国各地で行っていたのですが、その時に一番不安だったことはGK2Bの取り付け方法でした。通常のベースシステムならば僕自身いろいろな実験をしてきたので今までは予測・対処できたのですが、なにしろはじめての13Pin環境ですからベストな取り付け状態がわからないうえ、その取り付けによるV-Bassへの影響もまったく予測できませんでした。そんな折にローランドの方からTSCさんを紹介していただきました。

その後京都でのデモンストレーションライブに出演することになっていたので、出演間際に会場にて受け取りということになりました。自分でいうのもなんですが僕は楽器の弾きやすさについて敏感なので、受け取った直後の開演ということには少々不安を感じていました。ところが仕上がってきたベースはそんな不安を消し飛ばすほどに弾きやすくその音も超激鳴りで、ライブでのウルトラC(速弾き)も余裕でキマりました。

この改造でなにより変化したのは音の輪郭がはっきりし音抜けが良くなったことと、サスティーンが増えたことです。またV-Bass上の反応では、オシレーターシンセの追従性やチューニングメーターの精度が格段に良くなりました。以前はトリガリングを気にしながらおそるおそる弾いていたオシレーターシンセで練習までできてしまうなんて驚きです。楽器から送られる信号にファンダメンタルが増えたためにピッチ検出がしやすくなったということでしょう。

V-Bassまわりが激変したら今度は相対的に生音が貧弱に聴こえるようになったので、ピックアップもカスタマイズしてもらいたくなりました。ピックアップ交換といっても僕の場合ふつうのジャズベースのものとは違い特殊なハムバッキングを使用していたので大工事になるのではという懸念があったけれど、TSCさんはいままでのピックアップのサイズに合わせてワンオフで作ってくれるということだったので、ボディの加工無しで済みました。同時にピックガードの色に合わせてピックアップとGKボリュームをホワイトにしてもらいました。音の方もすばらしい仕上がりで、パッシブとは思えないローノイズ&ハイレンジなサウンドになりました。低域から広域までよくのびるサウンドは弦振動のアタックから減衰するまでの響きを隅々まで拾っています。不思議なのは、このパワフルな出音に比べて実際の出力レ ヴェルはもともとのフェンダー・ピックアップよりも小さいのです。ピックアップにおけるパワー感は実際の出力レベルとは無関係なようで、これもまた新しい発見の一つでした。GMBの音を一言で表現するならば「機能的な音」といったところでしょう。歪み感のないクリアーなサウンドはプリアンプやエフェクターでの加工にも最適で、GMBの持つフルレンジなサウンドをこれらの機器でわざと狭めてクセをつけたり全開にしてみたりすることでさまざまなバリエーションを得られることでしょう。みなさんもこのピックアップのもつ魅力を是非体験していただきたいと思います。


※ベース・マガジン連載スラップ・セミナー「Brush your SLAP up ! 」のwebページにて、清水氏のハイパープレイとGoodなサウンドをお聴きいただけます。