ガットギターも続々とLightTouch激鳴り！

  　＜コメントを頂きました＞
 ナイロン弦の音は好きだけども弾き辛くて...と思われている方は多いのではないでしょうか？私もそう思う一人でしたが、今回K.YAIRIのCE-1の入手を機にTSCさんに激鳴りをお願いする事にしました。
上がってきた楽器を手にしてまず驚いたのは、チューニングの段階で既に出音が以前とは比べ物にならない程鳴っている事でした。またチューナーの追従も非常に良好で、チューニングの時間が短縮されました。

演奏面でいうと、弦高が大幅に下がった為に非常に弾き易くなり、難度の高いコードやストレッチ等もかなり楽にこなせるようになりました。通常弦高を下げるとテンション・バランスが崩れたりしますが、激鳴りの場合はバランスの良い適度なテンションがあり全く問題無しです。指は勿論ピックで弾いてもイイ感じです。また無駄な力が不要となった為に長時間の演奏でも疲労しなくなりました。

音質面では、通常はどうしてもヌケてこないポジション等が有るものですが、激鳴りはそれを解消し、今迄敬遠してきたボイシングを可能にしてくれます。これは演奏だけでなく作曲や編曲等に対しても新たなアプローチが生まれる可能性を持っていると思います。

CE-1はボディが薄く、音量や低域の鳴りが今一弱めなのでマイク録りは辛いかなと思っていたのですが、激鳴りによって音量＆バランス共にマイク録りにも十分対応出来るクオリティになったと思います。またラインの音も、いわゆるピエゾ臭さが減り、出力のバランスも改善されました。特筆すべきはピエゾの場合問題になる変則チューニング時の音量差の問題なのですが、1音程度ならば全然問題有りません。

激鳴りが驚異的なのは、何かが突出しているのではなく全ての要素がバランス良く、しかも全ての要素が半端じゃなく向上しているという点です。また激鳴りの恩恵は初心者から上級者までを十分に納得させる物だと思いますので、興味を持たれた方は是非とも試奏してみては如何がかと思います、間違い無く眼から鱗でしょうから。