Tayler を究極の13ピンマシーンにカスタマイズ!


 以前にも、激鳴りモディファイで定評のあるTayler ギター。今回は、LightTouch激鳴りはもちろん、カスタムピエゾPUシステム&GK-400をあわせて搭載! その仕事、じっくりご覧ください!

 


 

 

 カッタウェイ付きのプレイアビリティーの高いモデル。 しかし、今では、究極の別物に大進化!
 

   

 

 さりげなく装着されたGK-400(上) ボディーサイドにプリアンプのコントローラーを製作。左側の空きスペースに、GK-400用のLEDインヂケーターとS1/S2スイッチを内蔵!(左下) ギター用のエンドピンジャックの横に、13ピンジャックを新方式で取りつけ。(右下)

 

 

 

 

 

 

 

〜ユーザーコメント〜

今回TSCさんにTaylarのアコースティックギターのカスタムをお願いしました。
今回の内容としては、、、

 ・エレアコ化
 ・Roland13Pinを使ったMIDI対応
 ・LightTouch激鳴り

この以上3つです。
まず、エレアコ化についてですが、今まではマグネットタイプのサウンドホールに着けるタイプのピックアップ(ハムバッキング)を使っていたのですが、アコースティックというよりも箱ギターっぽい感じの音でそれはそれでおもしろかったのですが、やはりアコースティックというにはいまいち感が否めなかった のです。
そこでピエゾによるエレアコ化をTSCさんに頼みました。
で、はじめは「ダイレクトに音が録れさえすればあとから音質は変更できるのでEQなしで」という話をしていたのですが、やはりあとから使い勝手を考え3バンドのEQをつけてもらいました。

その音質ですが、ピエゾにありがちのぺらぺらというイメージの音ではなくしっかりと弦のなりがはっきりと感じられるという音です。ピエゾっぽいというよりは、すごく音の粒がしっかりと感じられるいったらいいでしょうか?
また、EQの効き具合も非常によく、ほんの少し低音をあげることですごくふくらんだイメージの音に変えたり、逆に高音をあげてオケのなかで使ったときに 少し前に出したいなんていうこともできます。これも元の音が良いからほんの少しの差し引きで音色のバリエーションを出せるのではないかなと思っています。

次に13Pin対応についてです。
これはもう世界中探してもTSCさん以上のところはないのでは?というくらいに信頼しているし、過去に自分のギターをお願いしてることからも何の迷いも不安もないんです。というと誤解があるかもしれませんが、他の内容を頼むにしても何の不安もありません。不安がなくなるまできちんと話をして頂ける、メールでやりとりを行って頂けるということもTSCさんに頼む一つの理由であります。
で、前のギターではピエゾで行ってもらった13Pin対応ですが、今回は13Pinピックアップでの対応でお願いしました。
レスポンスに関してはもう全く問題がなく、MIDIギターがふつうのギターを弾く感覚でひけてしまいます。こればっかりは一度体験するとTSCmadeのMIDIギター以外は弾く気がなくなります。

そしてLightTouch激鳴りです。
これは今回の目玉です。
本当にやってよかったと思うモディファイです。
まず、大きくわかりやすい点で、アコースティックギターを弾くのにぎゅーっと力を入れて弦を押さえたことのあるひと、Fのコードで挫折した人に是非体験してもらいたいですが、力を入れなくてもきちんとバレーできますし、指をおいていくだけで十分に弦を押さえることができるのでとてもスムーズに運指をすることができます。
これはアコースティックギターでは考えられないくらいに左手の負担が減り、まるでエレキを弾いているのと変わらない感覚で弾けます。
音の変化でわかりやすいところは、サスティーンが長くなりました。なので次の音やコードに移っていくのがとてもスムーズに弾けるようになりました。
あと、弦がとてもよくなって低音から高音までが同じバランスでなります。
すべての弦がバランスの良い音量で鳴っているため単音引きでもコードストロークでもしっかりと全部の音が聞き取れます。音量も音質もすごく前に出てくるようになっていると思います。
ピッキングに関しては強くしないでも音の立ち上がりがよく必要な音量がでるために、右手のタッチも本当に弦になるきっかけを与える程度で良くなりました。ピッキングは本当にさわる程度ですむためピッキングに神経を配る分をより左手の動きに神経を使えるようになり運指に集中できるようになります。
アコースティックギターを弾いている人には是非一度体験してもらいたいです。

個人的にはアコースティックなナイロンMIDIとか、TSCmadeのエレキを作ってもらいたいとか、今後もいろいろとお願いしたいと思っていますが、きっと無理難題でもクリアーしてくれるんだろうなと期待がたかまります。
 

ぜひ、今後もよりギターの可能性を広げていってくださいね!!